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イヴリン

◆プロフィール

名前 イヴリン・ヒューミニア
身分 人間の国「ヒューミニア」の女王
年齢 20歳
身長 161cm
容姿 金髪に青い瞳
家族 なし(両親は他界、兄弟なし)
◆生い立ち・性格
ヒューミニア王と王妃の間に産まれた一人娘。
兄弟がいないため、将来は女王となるべく英才教育を受けてきた。
母親は幼い頃に他界。父親も他界し、その後若くして女王に即位する。
一人娘のため、両親や周りの臣下に大事にされてきたため、幼いころは少し気が強くお転婆だった。
大人になるにつれ、王族としての立ち居振る舞いを身に着け落ち着いてきたが、
気が強いところは変わっていない。
曲がったことが嫌い。間違っていると思うことははっきり言う性格ではあるが、
基本的に他人のことを思いやる優しい性格。
王族として世話をされる側のはずだが、世話焼きな性分のため人が困っていると放っておけない。
アルシオンとは物心つく前からの幼馴染。
アルシオンの方が年上だが、幼い頃は気の強いイヴリンの方がアルシオンを振り回していた。


アルシオン

◆プロフィール

名前 アルシオン・ラビリス
身分 うさぎの獣人の国「ラビリス」の王
年齢 22歳
身長 175cm
容姿 白髪に赤い瞳
家族 父親、母親
◆生い立ち・性格
ラビリスの王。先代の王であった父親はまだ健在だが、アルシオンに王位を譲り隠居した。
イヴリンと同じく、幼いころから王になるための教育を受けていた。
王族として剣術も習っており、それなりの腕前ではあるが、本人はあまり好きじゃない。
どちらかというと、本を読んだり、学問を学ぶ方が好き。
両親との仲は良好で、家族仲に特に問題はない。イヴリンとは家族ぐるみの付き合いのある幼馴染。
よく一緒に遊んでいたが、気の強いイヴリンに引っ張られていくことが多かった。
子供の頃は勉強や剣術が好きでなくあまりできる方ではなかったが、
イヴリンに置いて行かれるわけにはいかないと必死に頑張って習得した。
そのうち王族としての自信をつけ、立ち居振る舞いも相応しいものになっていった。
何にでも一生懸命で、勇気があって、優しいイヴリンのことが昔から好き。
憧れにも似た強い恋愛感情を持っているが、王である自分と女王であるイヴリンが
一緒になることはないと諦め、本当の気持ちを誰にも言わないでいた。
ラビリスの王族は代々無類の紅茶好きで、アルシオンも例にもれず。紅茶に合うお茶菓子にもこだわる。
侍従のコルトがいれる紅茶は絶品で、アルシオンのお気に入り。

◆恋愛・病み
これまでの女性経験はそれなりにある。しかしイヴリンのことが昔から好きで
どうしてもその想いを捨てられずにいるため、恋人を作っても長続きしなかった。
普段の不遜で王様らしい態度から、おしとやかな女性が好きなのではと思われがちだが、
自分を引っ張ってくれるような強いひとの方が好き。(というかイヴリンのことしか好きじゃない)
女性の扱いには手馴れており、女性と接するときは紳士的かつ社交的。
褒めることもよくあるがほぼ社交辞令。
イヴリンに対してだけは意地の悪いことばかり言うが、その会話の応酬を楽しんでる部分もある。
しかし、自分の気持ちを悟られるのが怖いという気持ちもあり、
実際は今の関係を崩すまいと思っての言動。
そのため、思いが通じ合った途端、たがが外れたようにイヴリンに愛情を伝える。
イヴリンのことを閉じ込めたのは、独占欲というよりも、
ただずっと一緒にいたいという強い気持ちから。
このままではいられないと本当は分かっているので、病んでるというほど振り切ってはいなかったかも。


ルーアン

◆プロフィール

名前 ルーアン・キティカ
身分 猫の獣人の国「キティカ」の第三王子
年齢 18歳
身長 168cm
容姿 黒髪に金色の瞳
家族 父親、母親、兄二人
◆生い立ち・性格
キティカの第三王子だが、母親は側室であり、兄二人とは異母兄弟。
母親は側室である自分が上の立場にいくことを一番に考えており、
ルーアンを優秀な王子にしようと教育する。
だが、いつも優秀な兄二人と比べられ、お前は落ちこぼれだと言われ続けてきた。
そのため、自分にまったく自信がなくとても卑屈。他人をまったく信じられない臆病な性分。
他人と関わり合いになることを無意識に怖いと感じているため、拒絶する。
父親や兄達はルーアンのことをとても気にかけているが、
その気持ちすらよく分からないものと捉えてしまい拒否してしまう。
特にいつも比較対象にされる兄二人に対してはとても辛辣な対応。
兄たちと比較すると劣る部分もあるが、一般的に見ると勉学も武術も能力値が高い。
しかし自分の能力が高いという自覚はまったくないので、褒められてもお世辞にしか聞こえない。
他人は信用できないが、怪我をした子猫を助けてあげようとするなど心根は優しい。
動きは素早いが腕力はそんなに無いので、武器は剣よりも軽いナイフが得意。

◆恋愛・病み
女性経験はほぼなし。今まで何度か声がかかることもあったが、他人を信じられない性格のため、
どうしても相手を突き放してしまう。突き放した後踏み込んでくるような相手はいなかったため、
それ以上何も発展しなかった。母親の目もあり、交友関係もかなり制限されていた模様。
人を拒絶してしまうが、本当は自分を認めてくれる、信頼できる相手が欲しいと思っている。(無自覚)
今までの反動か、一度心を許すと転がり落ちるように好きになる。
普段は傍に寄ることも恥ずかしがるくせに、たまにスイッチが入ったようにべたべた甘えてくる。
自分に自信がないことは変わらないので、相手が自分をずっと好きでいてくれるとはなかなか思えず、
ずっと行動を監視していないと気が済まなくなってくる。


ティルツ

◆プロフィール

名前 ティルツ・クロンヴァール
身分 犬の獣人の国「パピット」の貴族(次男)
年齢 19歳
身長 170cm
容姿 茶髪にオレンジの瞳
家族 父親、兄
◆生い立ち・性格
パピットの有力貴族であるクロンヴァール家の次男。幼いころに母親は他界。
父親と年の離れた兄がいるが仕事が忙しくあまり構ってもらえなかった。現在もあまり会話しない。
幼い頃は母親にたくさん可愛がってもらっていたが、母親が亡くなった後は身内の愛情に飢えていた。
明るくて愛想が良いため、屋敷の使用人たちからはとても可愛がられ甘やかされてきた。
可愛がってくれるみんなのことは好きだと思っているが、仕事だから可愛がってくれるんだ、と
いつも心のどこかで思っている。明るく優しい性格だが、無自覚にわがままな部分もある。
ルトニスとは幼馴染。使用人以外で一番世話をやいてくれる相手なので、
気を許しており、親友だと思っている。ちなみにルトニスの女装についてはあまり興味がない。
なんで男なのに女の子の格好をするんだろう?と不思議に思っているくらい。
集中力がなく、じっと座っている勉強は苦手。身体能力が高く、武術はそれなりにできる。
ただ武器を使って細かいことをやるのが苦手なので基本的には力押しになる。

◆恋愛・病み
女の子は可愛いな〜というふわっとした意識はあるが、思春期男子にしてはそこまで意識していない。
明るくて可愛いため、女の子からちやほやされるが「弟みたいで可愛い」という印象で止まるため進展しない。
そのため、女の子とは付き合ったことはないが、本人は特に気にしていない。
世話をやいてくれる相手のことはすぐ好意を持つが、今まできちんと叱ってくれる相手がいなかったため、
イヴリンと接していて、好意とともに異常な執着心を持つ。
素直で欲望に忠実。触れたいと思うとすぐに触れ、押し倒したいと思ったらすぐ押し倒してしまう。
イヴリンと一緒にいたいがあまり嘘をつき、自分を傷つけるようになる。
自傷行為に走ったのは頭に怪我をしたとき、イヴリンが心配して傍にいてくれたということがあったから。
それがなければ自傷行為には走らなかったかもしれない…


ロシェル

◆プロフィール

名前 ロシェル・ガーベルハイド
身分 羊の獣人の国「ラームロウ」の宮廷魔導士見習い
年齢 18歳
身長 166cm
容姿 淡い紫の髪に紫の瞳
家族 なし(両親は他界、兄弟なし)
◆生い立ち・性格
ラームロウで宮廷魔導士を多数輩出してきた名門ガーベルハイド家の出身。貴族位はない。
幼い頃は両親に可愛がられて育ち、ごく普通の子供らしい子供だったが、両親が事故で亡くなり天涯孤独となる。
その後、宮廷魔導士であるクライドに引き取られ、弟子となる。
育ててくれたクライドの言うことは疑問も持たずなんでも聞いてきた。暗殺の仕事の経験も何度かある。
感情が希薄で、人にも物にもあまり興味がない。そのため、無表情であることが多い。
ヒューミニア女王の婚約者候補に選ばれ、イヴリンに対して口説き文句を言うが、まったく心がこもっていない。
「ヒューミニア女王をものにしろ。思い通りにならない場合はどんな手段を使っても構わない。」
とラームロウ王から命令を受けている。
今までは言われた通りのことをやればよかったが、今回はそういうわけにはいかないので、
イヴリンに気に入られるためにどうすればいいのか分からず、ああ見えて少し困っていた模様。
名門ガーベルハイド家の出身のため、潜在的な魔力がとても高く、それだけで言えばクライドを上回る。
身体能力はあまり高くないが、魔法での攻撃力が高いため、魔法を使わない相手に対してはほぼ無敵。

◆恋愛・病み
女性と付き合った経験はなし。ただ、クライドの傍にいていろいろ見てきたこともり、知識だけ無駄に豊富。
命令の内容によっては魔法を使って女性を篭絡するようなこともしてきたが、
それに対して特に興味は持っていなかった。他の仕事と同じようにこなすだけ。
ヒューミニア女王の婚約者候補として、女王に気に入られるために、
自分でいろいろと考えなければいけなかった。
自分で考えて行動したことに対して、イヴリンが反応してくれ、
喜んでくれるのを見て嬉しいと思うようになる。
好意を持っていると自覚し始めたと同時に他の候補者に対する嫉妬や、クライドからの助言(?)があり、
激しい嫉妬心や憎しみを覚えてしまう。それが邪魔なものを排除するという思考に向かう。
早く自分のものにしなければという焦りが常にあるため、手が早い。


コルト

◆プロフィール

名前 コルト・フロベール
身分 うさぎの獣人の国「ラビリス」の王付きの侍従
年齢 14歳
身長 155cm
容姿 茶髪にピンクの瞳
家族 父親、母親、妹
◆生い立ち・性格
出身は貴族ではなく一般家庭ではあるが、それなりに裕福な家のおぼっちゃま。
心優しく世話焼きな性格。その責任感、真面目さ、紅茶をいれる能力の高さから王付きの侍従に抜擢される。
アルシオンのことをとても敬愛しており、生涯そばに仕えたいと思っている。
少し落ち着きがなく、転んでしまうことがよくあり、本人はいつも反省している。
もっと大人になって落ち着いた従者になりたいと思っている。
歳の離れた妹がおり、とても可愛がっている。優しいお兄ちゃん。

◆恋愛
同年代の女の子にプレゼントをもらったりと好意を示されたことはあるが、
コルト自身は恋愛経験がない。今は侍従としての仕事を頑張りたいというのが
一番にあるので、あまり興味がない。
余談。6歳の妹がボーイフレンドを連れてきたときはちょっとショックを受けた。


サーシェス

◆プロフィール

名前 サーシェス・キティカ
身分 猫の獣人の国「キティカ」の第二王子
年齢 22歳
身長 178cm
容姿 銀髪に金色の瞳
家族 父親、母親、兄、弟
◆生い立ち・性格
キティカの第二王子でルーアンの兄。母親は正室で、ルーアンとは異母兄弟。
ルーアンが産まれたときから可愛くて仕方なく、本当はもっと話をしたい、兄弟らしいことをしたい
と思っているが、ルーアン自身に強く拒絶されることが多いため、どう接していいか分からないでいる。
勉学も剣術も優秀で才色兼備だが、そのことを鼻にかけない。穏やかな性格と整った容姿で女性から人気。
弟のことも大好きだが、第一王子で次の王である兄のこともとても尊敬しており大好き。

◆恋愛
とても優しい性格で、恋愛に対してもものすごく奥手のため、モテる割には恋愛経験は少ない。
相手からもはっきり好意を示してもらわないと、その先に踏み出せない臆病なところもある。
好きな女性のタイプは、優しくて家族思いの人。


ルトナ(ルトニス)

◆プロフィール

名前 ルトニス・アルヴィエ
身分 犬の獣人の国「パピット」の貴族(次男)
年齢 19歳
身長 168cm
容姿 茶髪に緑の瞳
家族 父親、母親、兄、姉
◆生い立ち・性格
クロンヴァール家とならぶパピットでの有力貴族、アルヴィエ家の次男。兄と姉がいる三人兄弟の末っ子。
ティルツとは幼馴染。どこか抜けているティルツのことが放っておけずに構ってしまう。
幼い頃に姉に女の子の服装をさせられたことがきっかけで女装に目覚める。
姉とは仲が良く、よく一緒に買い物に出かけたりしている。(女装で)
基本的に誰にでも愛想は良いが、相手によって態度を巧みに使い分ける。要領が良い。
女装趣味は特に隠していないが、男女ともに友人が多い。顔は可愛らしいが性格はさっぱりしている。
可愛いものや綺麗なものが大好き。イヴリンには以前から憧れていた。(あくまで憧れ)

◆恋愛
女の子の扱いがうまく、女心も分かってくれるのでとてもモテる。それなりに女性経験あり。
ソフトでスマートなお付き合いは何度かしてきたが、まだ燃えるような恋の経験がなく、ちょっと憧れている。
友人たちに好みのタイプを聞かれたときは「可愛くて綺麗な子」とはっきり宣言。


クライド

◆プロフィール

名前 クライド・ヘンデル
身分 羊の獣人の国「ラームロウ」の宮廷魔導士筆頭
年齢 27歳
身長 177cm
容姿 淡い青の髪に青の瞳
家族 なし(両親は他界、兄弟なし)
◆生い立ち・性格
現在はラームロウの宮廷魔導士筆頭をしているが、出身は一般家庭。それもかなり貧困層の成り上がり。
両親は流行り病で他界しており、子供の頃は施設で育った。
自分に魔法の才能があることを知り、独学で魔法を習得する。
そのうち色々と根回しをし、ツテを作り、宮廷魔導士となる。
8年前(19歳の時)に両親を亡くして天涯孤独となったロシェルを引き取る。
ロシェルに魔法の技術を含むいろいろなことを教え、自分の意のままに動く存在に育て上げた。
常に丁寧語で話しているが、上にいくための処世術として身に着けたもので、元々は口が悪い。
他人を利用してのし上がることを何とも思っておらず、利用できるものはすべて利用する。
一方で、ロシェルに丁寧に魔法を教えてやるなど面倒見の良い面もある。(本人に自覚はない)

◆恋愛
女性経験は豊富。だが、本当に人を好きになったことはおそらくない。
女性と関係を持つのは、だいたいが利用する目的があるときだけで気持ちはまったく伴っていない。
紳士的で口も上手く、どこか色気を感じられるため、女性からはよく好意を寄せられる。
宮廷魔導士筆頭になってからは畏怖されることが多いため、そういうことは少なくなった。



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