20年の振り返り

SNSの方ではちらっと言いましたが厳密に言うと20周年ではなく21周年です。初作品の公開年を一年間違えて覚えてましたので、企画考えてる途中に発覚しました。そのあたりはご了承いただければと思います…。
内容にも少し触れつつ、当時の好みとかツールの話とか交えて語っていければと思います!よろしければどうぞ!

「Never*Mythical*Utopia~wonder forest~」
2002.7.10公開

記念すべき初作品!今はなきコミックメーカー製のゲームでした。もうあまりに昔過ぎてうろ覚えなのですが、元気系ポジティブ主人公、龍族の双子と吸血鬼が攻略対象でした。「フェアジリス」というファンタジー世界観ができたのはこのゲームが初めてで、後で紹介する「magic days」「うそつきあくまとわたし」「Dear My Sweet Angel?」も同じ世界観の作品になっています。初作品ということもあり私自身もまだ若くてピュアで(?)時代的にもまだ「ヤンデレ」という言葉さえ誕生していない時代だったので、もう最初から最後まで健全で昔の王道乙女ゲームという感じのストーリーだったと思います。まぶしいね…。あと初作品にも関わらずボイス付きでした!幼い頃から商業乙女ゲーム遊んでた乙女ゲーマーとしてはボイス付き乙女ゲーム憧れですもんね…。当時お世話になったキャスト様ありがとうございました…!

「夢遊戯~椎名翼編~」
2002.7.18公開

公開…した記録だけはあるので公開したと思うんですが、正直あまり記憶になかったりします。すみません…。たぶんどこかで公開停止してしまったと思うので、遊んでくれた方かなり少ないのではないかな?と思われます。二次創作ドリームゲームです!この頃、夢小説が流行っていて、うちのサイトでも主要コンテンツだったのもあり、ゲームも作りたい!と思いとりあえずさくっと作った短編でした。「ホイッスル!」の椎名翼が攻略対象でした。「椎名翼編」と銘打ってるので、他のキャラも作りたいな~と思ってた気がします。ホイッスルは青春でしたね…今でも椎名翼は好きですね…私の好み把握してる人は分かるでしょ…どう考えても好きだろ…!

「神のみぞ知る」
2003.2.1公開

うちのサイトで唯一のBLゲームですね…!初の吉里吉里作品でした。コミックメーカーのようなGUIに比べて、吉里吉里はとにかく難しいけど使いこなせれば素敵な見た目のゲームが作れる!!っていう憧れがありました。たぶん当時を知ってる方だと分かるはず…!で、挑戦して作れはしたんですが、当時はマクロも全然使いこなしてないので、めっちゃくちゃ可読性皆無のごっちゃごちゃスクリプトになってたと思います…今見たらきっと許せんと思う…。
これは天界と魔界と人間界が存在する世界観(特に世界観の名前はないです)の初作品です。後に話す「Utopia」「弱虫魔王様の試練」「トリッキーツインズ」と同じです。まあこちらは天界だけで話もほぼ部屋の中だけで進むので狭い世界の話なんですが。ここで話だけ出てくる神様はUtopiaに出てくる神様と同じ人物でございます。乙女や男女CPの方が今は好みではありますが、元々同人やオタクの界隈に足を踏み入れたのは、二次創作BLからだったのでBLも普通にいけるクチです。飄々とした可愛い顔の攻めとツンツンした受けが好きなのは、男女になっても変わらんです、はい。好みが変わってないね…!

「プリティアイドル」
2003.8.21公開

これまた今となっては唯一の現代が舞台の作品です。(「Utopia」は現代ファンタジーなので除外として)初のNScripter製のゲームでした。(と言ってもまったくカスタマイズせずにデフォルト設定のままですが)元アイドルの主人公がいろんな部の男子や現役アイドル男子と交流しながら好感度を上げていく通いゲーですね。今となっては自分でもハラハラするぐらい元気はつらつパワータイプの主人公でした…!!いや今でも好きだけど、なかなかもう主人公にできる自分自身のパワーがない…若い…若いなぁ~~~。写真部のお話で、インスタントカメラが出てきたりするのもめちゃくちゃ時代を感じさせますね。当時は普通だったんです!スマホもなかったし!こちらもボイス付きゲームでした。内容としてはもう非公開にしたいくらいちょっと恥ずかしいのですが、やっぱりボイスつけてもらったというのもあって、もったいなくてそのまま公開しています…ボイスは素敵なんです…!

エターなったものを軽く紹介
2003~2004年

このあたりたぶん作りたいものが多すぎて迷走していたのもあり、いろんなものを作りかけてはやめ…というのをやっていたように思います。作りかけた(立ち絵や素材をそろえてスクリプトまで少し組んだ)けど、結局エターなったものを少し紹介しますね。

①「Never*Mythical*Utopia~dark city~」

初作品「Never*Mythical*Utopia~wonder forest~」のシリーズ作品…といっても世界観が同じだけで話はつながっておらずキャラクターも全員新規なので内容的にまったくつながりはないものでした。ロングヘア死神と優し気悪魔と寡黙な堕天使というラインナップでした。今となっては「フェアジリス」に死神と堕天使(天使も)が存在しないので、当時はまだ世界観設定もあやふやな感じでしたね。こちらもNScripterで作ろうとしてました。
なんで作り切れなかったかというのを自分なりに考えてみたんですが、まず主人公が大人しくて礼儀正しいどちらかというと内向的なタイプの子だったんですよね。1作目とは違うタイプにしたくてそうしたと思うんですが、主人公の性格が自分と合ってなくて、シナリオ書くのがどうしても筆が乗らずに諦めたんだと思いますね…攻略キャラは気に入ってたんですけどね。やっぱり自分から首を突っ込んでいくタイプが好きやで私は…!と改めて思いました。

②「恋愛創造」(仮)

仮タイトルとはいえ、ダサッ…。こちら、現代が舞台で、主人公がロボット、いろんなキャラと交流しながら感情を学んでいくみたいな感じのストーリーだったはず。攻略対象6人予定でした。サブキャラもいた。立ち絵とか既に全部描いてたからもったいないとは思うんですが、やっぱりシナリオの筆が乗らないのが作り切れなかった原因かと思いますね…。主人公がロボットで感情が希薄なため、どうしても能動的に動かすのが難しいんですよね。主人公は我が強いタイプの方が好きだし動かしやすいですね。攻略対象の感情が希薄なのは大好物なんですけどね…!?
実はこちら、最初は「シナリオくん」というツールで作ろうとしてました。知ってる方いますか…?日本語でスクリプト組んでいけるツールだったんですけど。今はたぶんもう配布されてないかな…?でも結局使いずらいなと思ったのでNScripterで作ってましたね…(まあ作り切れてはないんですけど)

「magic days」
2005.9.3公開

こちらもNScripter製のゲームです。システム周りは相変わらずそっけないデフォルト設定でしたね。まだシステム周り可愛くしたいよ~!という欲が全然なかったんだと思います。今は気になってしょうがない。あと確かこの作品からちゃんとプロットを書き始めました。スマホとかもなくPCと同期するとかできなかったので、もっぱら紙ベースでしたね。時代~!この頃からちゃんと順序だててシナリオ作るっていうのをすこーしずつ意識し始めました。今まではプロットなしでいきなりシナリオ書いてましたからね…今となっては逆にすごい気もするが。
ファンタジー世界「フェアジリス」の2作品目。うちで公開してる作品の中では攻略人数最大の6人!!!信じられない…昔の自分、若くてパワーに溢れてる…まだ学生だったので時間があったというのもありますが。それにしても6人はすごい。いろんなタイプのキャラを考えるの楽しかったです。そして実はファナリアという少年キャラを私が演じてます……今となっては恥ずかしいですがーー!(「遊馬りせ」という名義でボイス活動してた頃がありました)初作品からボイスを入れさせてもらってたので、自分でもやってみたいな~という憧れがあったんですよね。自分のゲームならいいよね!と思いきって。
「magic days」、嬉しいことに今でも当時好きでした!やプレイしました!や、ファンアートもたまに頂いたりなどして、代表的な作品と言ってもいいと思っています。こんなに昔のゲームなのに今でも記憶に留めておいていただけるだけで本当に光栄の極み…!!

「コールドスリープ」
2008.9.6公開

D.Gray-manという漫画のドリームゲームでした。もうね、Dグレの世界観とストーリーとキャラが好きで好きで!夢小説は何作か書いたんですが、それだけでは飽き足らずゲームまで作ってしまいました。しかも総プレイ時間10時間近くの長編です。気合入れすぎた。
長編ゲームなのでかなり長期間作ってました…そもそも最初NScripterで作りかけていたのですがここでNScripterでシステム周りのカスタマイズをしようとし、当時の自分には難しくて挫折。吉里吉里の方がプラグインとかが既にあるので出来そう!と思い、吉里吉里製になりました。そしてそんなことを色々悩みながらやってたもんだから、全員分立ち絵描いてたにも関わらず、絵が変わってしまい気に入らなくなって全員分描きなおすということをやりました。(時間とパワーがあるからこそできる所業)今なら絶対無理。
ドリームゲームなんですが、話はがっつりオリジナルでした。しかも長期間作ってたからその間に原作が進んでしまって原作の設定とゲーム内の設定に相違が出てしまいましたが、もう修正は無理!ということで注意書きに書くことでそのまま強行しました…。(ラビの設定とかね…)
この作品あたりから自分はいわゆる「ヤンデレ」だったり執着してくる男子が好きなんだ!という性癖を自覚しましたね…!うちの初ヤンデレ男子はシオン。

「うそつきあくまとわたし」
2009.4.1公開

初めてのエイプリルフール企画作品でした!エイプリルフールと言えば、同人ゲーム界隈ではお祭り的なイベントなわけですが、このイベントに向けてゲーム制作するというのが難しいんですよね。短編ですが、何とかできました。その上この年ちょうど就職した年でして、しかも新人研修で遠方に1カ月いかないといけなくてですね、その準備と制作とでてんやわんやしながら、公開した!翌日飛行機に乗る!!って感じでした(笑)今はそんなハードスケジュール無理です。若いな…。
こちらのゲーム、当時の有名フリゲレビューサイトに掲載して頂いたということもあり、結構注目して頂きました。そして前作でヤンデレ好きを自覚した私、エンジンフルスロットル、ヤンデレ男子作るぜ~~!!という勢いのもと、好きに作りました。こちらの作品、今だと考えられないくらいコンパクトな作品だと思うんですが、結構な方に「うそつきあくまと私の制作者さんですか?」と言われるほど印象に残して頂けているみたいで、嬉しいです!
こちらも「フェアジリス」舞台の異世界トリップもの。主人公はうちの作品の中でもだいぶノーマルで大人しめですね…!もうちょっと強気にしてもよかったかもしれない…。リリトは今でもめちゃ好みの子です。

2013年頃まで、しばらくお休み期...

お休みするつもりはなかったんですが、就職してしばらく自分の時間も思うように持てず、モチベの維持も難しくて制作にかかれませんでした。実は2009年の時点で次回作になる「Utopia」のシナリオすべて完成していたんですよねぇぇ…だからこそ、復帰できたというのもあるかもしれないけど。このままにしとくにはもったいなさすぎて。2013年になって突然やる気を出して制作を本格的に再開しました。これたぶんTwitterのおかげです。Twitterが流行り始めた頃から登録してはいたんですが、まともにツイートはしてなかったんですよね。それをこの頃から交流などを積極的にし始めて、周りの制作者さんが頑張ってるのを見て鼓舞されて、自分も再び復帰できました。ありがとう、ツイッター。ありがとうフォロワーの皆さん!!
就職してから結構長期出張が何度かあって、なかなか作業ができなかったというのも復帰できなかった原因にあります。デスクトップPC使っていたので。でも奮起してノートPCを買い、ペンタブを出張先のアパートまで持っていって制作を頑張りました。今思うとすごい頑張ってたと思いますね。

「Utopia」
2014.3.8公開

実に5年ぶりの新作公開でした!何度も挫折しそうになりながら、出張先の不便な環境で腰を痛めそうになりながら完成までこぎつけて本当に嬉しかった思いがあります。いやほんと、社会人になって制作してる人みんな偉業ですからね!!自信を持ってくださいね!!私含め!!
世界観は先に紹介した「神のみぞ知る」と同じですし、ルビスとジオが出ているので時間軸としては神のみぞ知るハッピーエンドの後です。攻略対象3人+サブキャラ4人!サブキャラエンドありにしたのこちらが初です。サブキャラを登場させてストーリーに濃く関わらせることで、関係性が広がって世界観も広がるなぁ~と当たり前のことなんですが、自分の作品で改めて実感しましたね。攻略対象だけだとどうしても二人の世界になりがちなので…。そして今作から特に、「ハッピーエンドとは別のエンドだけど長くて濃いエンド」っていうのを用意するようになりました。(Utopiaで言うと天界エンドor魔界エンドですね)
こちらも全クリアしようとするとたぶん7時間くらいはかかると思うから長編の部類に入りますね…!後日談あんなに用意するつもりなかったんだけど、書きたいものが多すぎてあんな感じになりました。この作品以降特にボリュームたっぷり後日談実装が定例になった。

「弱虫魔王様の試練」
2014.5.24公開

5年ぶりの新作Utopia公開した勢いに乗って同年にもう一作!しかも初のRPG(風)探索ADVです。WOLF RPGエディターを初めて使って制作しました。正直、やれることが多すぎてかなり使いこなすのが難しい印象だったので、フォロワーさんの助けがなければ完成しなかったと思います…本当にありがとうございます…!
戦闘とかはめんどくさいけど、歩き回れるだけのアドベンチャーゲーム作りたいな~とずっと前から思っていて、短編を作ろうと思い作りました。(一応戦闘はあるけどほぼイベント戦闘)あとね、意外とショタおねって作ったことないなぁ!?と思ったので趣味に走って作りました。自分より身長の低い年下美少年に迫られるのはいいですよね…。前作でサブキャラがいると良い!ということに気づいたので今作も入れました。ふたりとも主人公に対しては可愛い態度ですが、実は……!という真相発覚シーン作ってる時が一番至福だった。特にシグ。(笑)
あとこの作品から明らかに落ち着いたお姉さん主人公が多くなった気がする。Utopiaのシナリオ書いてた時はまだ学生の時代でして、その間就職して色々あって精神が大人になったのかもしれません。次からは割と落ち着いた包容力のあるお姉さんが多くなりました。プレイした人は分かると思いますが、Utopia以前は結構パワフル系主人公が多かった気がするんですよね。主人公ってやっぱ自分の憧れを反映してると思いますから…

「glass eyes, glass heart」
2014.12.21公開

なんと2014年三作品目!!どうした!すごいな!すごかった!前にも書いたけど、落ち着いた大人のお姉さん主人公が好きになったので、こちらもそうです。あと地味にこの作品で吉里吉里のシステム周りを整理して整えましたので、以降の作品ではシステム周りはほぼこのまま画像だけ変えての使いまわしです。今でもほぼそのまま使ってる…。「色々な墓場」様のプラグイン一式で固めております。ありがとうございます。
今作は「Utopia」「神のみぞ知る」と同じ世界観で天界が舞台ですね。ルビスも名前だけ出てきますが、本当に名前だけなのでUtopiaなどプレイしてなくてもまったく支障は出ないように作りました。この辺から「ヤンデレに立ち向かえる精神がタフな女子」「ヤンデレを更生させて幸せにする」というシチュエーションが性癖なんだなということを自覚しだした気がします。バッドエンドも用意はしてるけど、ちょっと救いのあるエンディングにしたところもこだわりポイントでした。「ヤンデレっていうか病みそうで病まないくらいの狭間で苦悩する男子」が性癖だということにも気づく。自分の癖を見つめることは大事です…

「Dear My Sweet Angel?」
2015.4.1公開

エイプリルフール企画ゲームとして公開した作品第二弾!!今は普通の紹介ページですが、当時エイプリルフールの時の紹介ページはわざと性別が逆に見えるように(アミエルが女子でユーリヤが男子)してました。意外と騙されてくれた方はいらっしゃったようで、こっちが女の子!?と驚いたという感想もいただいて嬉しかったです(笑)
ただただベタ甘いラブコメが作りたい衝動に駆られて作り始めました。エイプリルフール企画ゲームと言うこともあり、短めに作ろうと思ってたはずがほぼほぼまったく違う話が2ルートある+サブキャラエンドあるという内容のせいでまあまあのボリュームになりました。最初はもうちょっと共通ルート多めのつもりだったのに、がっつり分岐させたくなってしまって増えました…。後悔はしてない。小悪魔可愛い年上の先輩に意地悪く迫られたり、可愛く甘えられたりするのどっちもいいなあ!ということで…!
実弟エンドって初めて入れたと思います。そもそも弟キャラを出したことがなかった。個人的には血のつながりがあっても恋愛関係になってくれて全然OKなんですが、今回はちょっとひよってしまい(笑)あくまでちょっと過剰な(?)シスコン程度に留めましたよ…!いつか実弟がっつり恋愛エンド入れたいですね。

「ヒューミニアの花婿」
2017.2.28公開

急に二年も間が空いてしまったんですが、休んでたわけではないです。ほぼずーーっと制作続けていてもこんだけかかりました…!!それもそのはず総プレイ時間20時間近くの超長編になってしまったので…。でも本当に「好き」を詰め込んだゲームになったので、長い間制作していたにも関わらずずっと楽しかった記憶しかないです。完全に制作ハイ状態でした。メインキャラ4人+サブキャラ4人。サブキャラエンドも複数あるので、実質攻略対象8人のようなもんです。私にとっては偉業すぎる人数の多さ!!ここ数年で感じたこと「ヤンデレが好きだ」「ヤンデレを更生させる話が好き」「精神がタフな強気お姉さん主人公が好き」「サブキャラがいると世界が広がるからいっぱい入れたい」「ファンタジー世界観大好き」「けもみみキャラを作りたい」という趣味嗜好をみっちみちに詰め込んだ、今はうちの代表作と言って頂ける作品になりました!!私もそう思ってる!!あと前々から入れたいと思ってたVSエンドも入れられた。ドロドロ三角関係って感じじゃなくライトな取り合いって感じでめちゃ平和におさめました。ドロドロ三角関係までいっちゃうと自分的にかなりしつこくてしんどいなって(しかもヤンデレゲーでそれは)思ったので、もし今後入れるとしてもこんなライトめなVSエンドにしたいですね。
キャラクター数もそうですが、エンド数・スチル枚数・プレイ時間すべてにおいてこれまで作った作品の中で最長最多です。このスチル枚数なのに確か3カ月くらいで全部描いたような気がします。ペースがおかしい…。とにかく楽しくて楽しくて突っ走ってました。これまでの人生で一番ゲーム制作ハイ!でいられたような気がします。またこんな状態になりてぇ…。
ヤンデレゲーと銘打っていますが、主人公が精神的にタフで相手に病まれても一途で最後まで見捨てないタイプのため、ヤンデレゲーの中でもかなり光属性よりなんじゃないかな~と今まで頂いた感想と自己分析で思ってます。ちゃんとしたラブラブハッピーエンドもありますし、病まないサブキャラもいるので、ヤンデレゲー初心者さんにもおすすめだと自負してます!!とは言ってもキャラによっては病み具合が結構やばいので、ヤンデレゲーのベテランさんでも楽しめると思います…!各キャスト様による病み演技は絶品なのでぜひとも!!

「ナイトメアの見る夢」
2017.10.21公開

初めてのツールLight.vnを使用して制作しました。こちらもスクリプト記述型ではありますが、日本語で命令を書けたり、何よりリアルタイムでテストプレイできるツールが付属しているところが一番の魅力なのかなと思います。初めてなので勝手がわからず右往左往していましたが、テストプレイが快適だったのでトライ&エラーもスムーズだな~と感動しました。今はこの頃よりかなりバージョンアップが進んでより高機能&快適なツールになってそうなので、また使ってみたいな~と思うツールです。
で、Light.vn習作として作りたかったので自分としては割とコンパクトにしたつもり…です。(当社比)主人公が記憶喪失から始まり、進めていくごとに真相が少しずつ見えてくるようなミステリーを意識したゲームです!!病み要素ないです。なんか、がっつり病んだ作品を作ると次は病まないのを作りたくなるんですよね……(まあナイトメアはそれなりに素質はあると思うけど)グラフィックは、夢の中ということで幻想的な感じになるように意識して作ったもので割と気に入ってます。
いろんな意味でうちの作品の中では万人向けと言える作品なのかなと思いますので、初めてのサンダーソニア作品としてもいいんじゃないかなって勝手に思ってますね。

「深雪に咲く」
2018.3.4公開

うちの作品では初めての和風世界観のゲームです!!妖怪が攻略対象の和風ゲーム、実はずっと作りたかったんですよね~!!そして珍しくおとなしめ主人公……と思いきや、芯があるというか、譲れない部分があるタイプなので、ここぞという時は頑張れる、いつもの私の好きな女子です。主人公が「椿」、攻略対象が「千景」「六花」なのですが、日本語名考えるのが新鮮すぎて(いつも洋風ファンタジーばっかなんで)楽しかった覚えがありますね。名前お気に入り。椿は名前変更可能ですが、自分的にはぜひデフォルト名で遊んでほしいです。(もちろんご自由にして頂いていいんですが!)
今回もいつものようにラブラブハッピーエンドとダークなエンドがあるんですが、ダークな方のエンドはこう妖しげで退廃的なイメージになるようにしてみました~!特に六花。千景もそれなりなんですが切ない要素の方が多めな気はします。
あと、意識したこともうひとつ。ちゃんとキスシーンのスチル描くぞ~~!!というところ。ゲーム中にキスしててもスチルで描くことがなかったりすることが多かったんですが、今回は描きました。キスを!!キススチル、難しかったけど、楽しかったです。
またいつか和風世界観ゲーム作りたいですね!

「トリッキーツインズ」
2018.8.25公開

RPGツクールMV作品です!ツクールMV買ったはいいものの、全然使ってなくてもったいなさすぎたので作ろうと決めたというところが大きいです(笑)それで、前から作りたかった変態双子出しました。顔はまあまあ似てるけど、性格が正反対で、でも根底では結構似てるよね、みたいな双子が好きで(細かい)今回はその好みがばっちり反映されてます。あと変態を出したかった!!今まで割と真面目な(?)ゲームしか作ってこなかったので、ちょっと恥ずかしい気持ちもあったんですが途中で吹っ切れてただただ楽しく作ってた気がします。変態は好きだけど変態に押され過ぎるのもなんか好みと外れるので、変態に対応できる強い主人公がいいよね~ってことであんな主人公になりました。主人公もドSで。
とにかくいろんなシチュエーションを楽しめるものにしたかったので、とにかく思いつく限りの自分の好きなシチュをぎっちぎちに詰め込んだ。お気に入りは性癖逆転エンドです。どっちもいいよね…。ほのぼのしたエンドも結構お気に入りでした。
今回スチルを1枚も入れなかったんですが、やっぱりRPGだとなくてもあまり気にならないですね。歩き回ることで動きがあるので。初めてのツクールMVに四苦八苦していたのでスチル描く時間が削れたのが負担減らせてよかったと思う。

「みどりの魔女と金の枷」
2021.3.17公開

ティラノゲームフェスに参加したくて作った短編ですが。なぜ前回から三年も空いてるの!?って思ったでしょう。ずっとSNSなど見てくださってる方はご存知かもしれないのですが、この三年で妊娠・出産・育児がありまして……制作に割く時間も余裕もなかったです。やっと少し自分の時間も取れるようになってきて精神が安定してきたのもあり、制作再開しました。
立ち絵とシナリオはほぼほぼ三年前に出来上がってまして、後はスチルとスクリプトだけじゃん!と軽い気持ちで再開したのですが、久しぶりすぎて右往左往。しかもティラノスクリプトは初めてだし…吉里吉里と似ているといっても細かいところはだいぶ違うのでやはり慣れるまでに時間がかかりました。
今回明らかにこれヤンデレゲーっぽい雰囲気だよね!って感じのものを意図して作りました。こういう感じのやつ好きでしょみんな~~!!(それは人による)可愛い男の子に妖しく迫られ追いつめられる感じのやつが作りたかったんです。珍しく割とノーマルな感じの主人公だったんで、いつもの主人公に比べると立ち向かう!って感じは少なかったかもしれませんが、真相エンドあたりは結構思い切りよくやってたんじゃないかと思います。やっぱりいつものうちの主人公。
SNSとかでは何回も言ってるんですが、クオンはヤンデレではなくサイコデレなんです!!私の中ではヤンデレは後天的に病んでしまって執着してくるタイプ、サイコデレは先天的におかしくて価値観が合わず執着してくるタイプですだと思ってます。サイコデレもいいよね。

「キュートハンターミネルヴァ」
現在制作中

現在制作中の初R18、初有料ゲームの予定の作品です。前々からR18作品を作りたくって、そうすると有料かな~最初だから攻略対象ひとりで短編を作るか~という軽い気持ちで作り始めたはずなのに、どういうことか、あれよあれよとボリュームが増え、想定プレイ時間6時間くらいです。(シナリオ文字数から判断して)これは中編…?長編…?とにかく短編ではまったくない。そのうえエッチシーンをたくさん入れたい!となって色々シナリオ書いたはいいものの、そうするとやっぱりスチル枚数も増える。スチルだけでなくカットインも大量に用意しないといけない。減らしたいけど、もう減らせない…(当初の予定よりは少し減らしたけどそれでもまだまだ多い)こんなすごいボリュームにするつもりは最初毛頭なかったんですが、シナリオのボリュームと内容に合わせるとどうしても外せなく。今せっせと制作中です。
今作の売りである「選択肢によって受け攻め変化する」というのもずーーっとやりたかったものです。R18だとやっぱり女子が受けるのが普通かと思うんですが、そんなの不公平だ。男子が受けるところ・女子が攻めるところも見たい!!と思って。それに男子の受けがあることによって、攻めの時とのギャップが際立ってときめきませんか?私はときめく。やはりギャップがあるのは良い。
今回なんとお相手であるエミルはフルボイスです!!初の有償依頼させていただきました…イメージぴったりのキャスト様に出会えて本当に幸せ。完成までお待たせしてるのは申し訳ないですがなんとか完成できるよう頑張ってます。ボイスを依頼するかどうかをかなり迷いに迷っていました。初めての有償作品だしどれくらい売れるかも分からないし、入れるからにはフルボイスにしたいけど、赤字になるだろうなぁ…とごちゃごちゃ考えていて。しかしある日、「いや趣味にお金をかけるだけでは?元が取れるかどうかなんてどうでもいいのでは?」という天啓(?)を受け、自分の欲望のままにフルボイスを依頼することに決めました。やっぱり依頼して本当に良かったです!早く皆さんにも聞いていただきたい~頑張る!

最後に

ここまでの長文(数えたら1万文字超えてました)を読んでくださった方はいらっしゃるのだろうか。自己満足長文ですみません。読んでくださった方は本当にありがとうございます!!あっという間に20年(21年)が過ぎたような気がします。途中、色々あってお休み期間があったりもしたのでずっと制作し続けているというわけではないのですが、なんやかんやで制作再開して戻ってこれているのはプレイしてくださる皆様のおかげです。ありがとうございます。制作始めた頃はうら若き学生だったのに、今や子持ちで働く主婦です。昔のような体力や時間はないのですが、これからも自分のペースで制作を続けていきたいと思っていますので、よければ見守っていただければ嬉しいです!次は30周年の時に何かしたいですね!!(割と本気)ではでは~!!

2023年12月14日 山吹りりん